健康に関する情報が氾濫する世の中で「結局何を食べたらいいの?」という事で基準を設けたい方に知って欲しい情報です。
内容としては私のメンターである「両学長」(Youtuber)が勧めていた「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という本の紹介となります。
まず先に結論を書きます。
・魚
・野菜と果物
(フルーツジュースは除く)
(じゃがいもは炭水化物扱いとし、野菜に含めない)
・茶色い淡水化物
(玄米や10割蕎麦など)
・オリーブオイル
・ナッツ類
・赤い肉
(豚肉、牛肉など 鶏肉は除く)
(ハム・ソーセージなどの加工肉は特に悪い)
・白い炭水化物
(白米、うどん、パンなど)
・バターなどの飽和脂肪酸
健康食品の「エビデンス」
本書では「エビデンス」という言葉が非常に重要な意味を持ちます。
エビデンスとは?
科学的根拠のことを私たち専門家は「エビデンス」と呼ぶ。このエビデンスにはレベルがあり、最も信頼できるエビデンスのことを「エビデンスが強い」と表現し、あまり信頼できないエビデンスの事を「エビデンスが弱い」と表現する。参照:本書34ページより
何をもって、エビデンスの強弱を決めるのかは「研究の手法」によって判別されます。
ランダム化比較試験
くじ引きなどの方法でA、Bの2グループを作る
健康によいと思われる食品(研究対象)を摂取する
研究対象食品を摂取しない
AとBは研究食品の摂取以外は同じ生活と判定できる為、食品影響を正確に評価できる。
観察研究
特定の集団の食事データを調査し、2つのグループに分類する。
健康によいと思われる食品(研究対象)を摂取している
研究対象食品を摂取していない
数年後に、A・Bそれぞれの病気や死亡の状態を確認する。
※食品の影響ではなく、健康意識によって意図的に効果があると信じて摂取している可能性がある。運動習慣等も違う可能性があり、ランダム化比較試験より劣る手法とされている。
メタアナシス
最強のエビデンスが得られる手法
単一の研究ではなく、複数の研究結果をまとめる研究手法。
数十種類に及ぶ研究において、同一の見解が得られる事を確認できればその研究は信頼性が高いという事になる。
中でも複数のランダム化比較試験をまとめたメタアナシスは「最強」のエビデンスとなる。
エビデンスについてはこんな感じです。冒頭で紹介した健康に良い食品、悪い食品はそれぞれメタアナシスによって証明された食品となります。
逆に「どちらにも含まれない」食品は現時点では、健康に良いかもしれない止まりでエビデンスが弱いという事になります。
一般的に「健康に良い」とされている食品はたくさんあります。
チョコレート、コーヒー、ヨーグルト、豆乳、お茶、酢
残念ながら、これらの食品は本書では「少数の研究でしか示唆されていない」という事で、
健康に良い・・・かもしれない
という扱いになります。
これからの食事ですべきこと
人の健康は確率的な物です。
毎日タバコを吸い、ジャンクフードを食べていても80歳まで元気な人もいますし、毎日オーガニック食品を食べるような健康意識の高い方でも30代で癌で亡くなったりします。
(ちなみに本書ではオーガニック食品の研究効果は「証明できない」とされています)
ですので、本書が示す「健康に良い食品」のみを食べ、「健康に悪い食品」を徹底的に排除しても、健康が約束されるものではありません。大好きな肉を我慢して失う幸福感と健康になる「確率」を上げるのはどちらか幸せだったかなんて、1度の人生では試しようもありません。
しかし、それでも「正しい情報」を知っておく事はとても重要と感じました。
私個人の目標ですが、食事については次のようにしたいと思います。
・普段の食事に「健康に良い」食事を1つでも取り入れる努力
⇒玄米の導入、魚料理への挑戦、間食にアーモンド食べる
・「健康に悪い」食事を無理せずに控える(完全排除はしない)
⇒どうしても食べたい!という時でもなければ牛丼は食べない
ハムなどの加工食品に執着は無いので日常食より排除する
バターの排除は大変なので、無視する
・無理はしない。食べたくなったら食べる