資産運用

米国株投資手数料値下げとまだ残る壁

マネックス証券から始まった米国株取引の値下げ合戦がすごいです。

今まで最低価格が5ドルだったのが、0.1ドルとなり、0.01ドルとなり、今では無料となっています。

米国株投資の障害① 手数料

今まで米国株投資を行う場合、0.45%の手数料が必要でした。さらに「最低価格5ドル」が設定されており、0.45%=5ドル以下でも一律5ドルの手数料が必要だったのです。

7月10日現在 1ドル108円です。

5ドル=540円が0.45%となるためには12万円必要です。
「一度に12万以上の取引をしなければ手数料が割高」という状況でした。
その為、少額からの投資が出来ず、米国株は敷居が高い物でした。

贅沢を言えば国内株のように100円以下の「定額」となって欲しいものですけどね。

例 SBI証券で5万円分の取引をする場合

国内株手数料 50円(定額)

米国株手数料【新】 225円(0.45%)
米国株手数料【旧】  540円(1ドル=108円

国内株に比べると、安くはない手数料ですが、それでも手数料負けを気にせずに取引できるようになった事はとても良い事と思います。
今回の変更を機に、株主が報われない国内株より、株主還元が積極的な米国株が流行って欲しい物です。日本株ほどではないにしても、個別株投資は難しいとは思いますけどね。

私もいずれはETFというインデックスに類似した銘柄でやってみたいです。

 

米国株投資の障害② 二重課税・・・の控除の手間

米国株投資でもう一つ知って欲しい事は配当金に「米国の税金10%」がかかる事です。つまり国内課税20%に加え、米国税10%がかかり、計30%も税金がかかります。

これを防ぐ対策として「外国税額控除」というシステムがあり、確定申告をする事で米国税10%(残念ながら満額では無い模様)日本の所得税や住民税から控除する事ができます。

面倒な事に「証券会社で自動ではやってくれません」

国が損する制度ですから、今後もやってくれなさそうです。
この確定申告ですが、外国税控除の為だけにするのは非常にめんどくさいらしいのです。

米国ETFは手数料の安さが日本の投資信託に比べて破格の安さなので控除制度を無視しても同等のコストのようですが、それでもお金を取り戻せるに越したことはありません。

その手間を紹介してるサイト等はありますが、実際にやってみないと判断できません。試しに米国株を少額だけ買ってみたので、確定申告の時期に控除の申し込みをしてみようと思います。

これで「毎年続けられる」レベルだったら米国株を前向きに検討してみようと思います。

 

カグラ
カグラ
ふるさと納税「ワンストップ制度」みたいな簡易控除申請が欲しいですね