株式相場がコロナショックで荒れていますね。
私が投資を始めた当初、知りたかった事の一つに「暴落したときの投資家の心情」というものがあります。
ベテラン投資家は常々「暴落時のリスク許容度は自分が思っているほど高くない」と警告を発します。
インデックス投資においては「何があっても売らない。投資継続が大事」という大原則は広く知られています。その前提があっても狼狽売りする人はどのような思考の経路をたどっているのかがずっと疑問でした。
リーマンショックは10年以上前の話です。当時はSNSも広まっておらず、個人投資家もまだまだ少なかったです。当時の投資家心情を追う事はできませんでした。
この場では、貴重な暴落経験における自分の、周囲の心情を記録したいと思います。
コロナショック第一週 【2月24日~】
2月24日から暴落はスタートしました。
「コロナ流行から一ヶ月以上過ぎた今になって何故?」というのが正直な感想でした。念願の暴落が来るのかと一抹の期待を抱きつつも、どうせいつもどおり3日程度で戻ると思っていました。
2月25日、26日、27日
連日3%ペースでS&P500が落ちていきました。
「どうせ今週だけで回復するのだろうな」という考えに変化は無かったです。
27日は「歴史上最大の下げ幅」と大々的に報道される。
このあたりから、「リーマンショック以来」の言葉をよく見るようになる。
2月28日
下落が止まる。「やっぱり米国は底堅いな。今回もこの程度だったか・・・」という感想です。少額だけ追加投資を行いました。
コロナショック第二週 【3月2日~】
3月2日
先週と一転して「史上最大の上げ幅」を記録 理由はFRBパウエル議長が利下げを示唆する発言をしたことが理由です。
「やっぱり今回もだめだったかぁ」と溜息をつきました。
3日3日
FRBが0.5%の緊急利下げを発表 ・・・で、マーケットは暴落を再開
「市場の希望通りの利下げなのになんで?」
3月7日
個人投資家の撤退を目にするようになりました。
「米国個別株投資家」で一番注目していた和製バフェットさんが撤退した事が一番の衝撃でした。
個別株を全て売却をしました。 https://t.co/BKOvrOsYZj pic.twitter.com/D5Xb82jIhx
— 和製バフェット (@waseibuffett) March 7, 2020
コロナショック第三週 【3月9日~】
3月9日
過去最大の下げ幅 サーキットブレーカーが発動
米株、サーキットブレーカー発動 pic.twitter.com/Ec0yJZElC4
— バフェット太郎@『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』 (@buffett_taro) March 9, 2020
【サーキットブレーカー:米国】
Level 1 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より7%下落したら15分間取引を停止する
Level 2 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より13%下落したら15分間取引を停止する
Level 3 – 時間帯に関係なくS&P 500が前日終値より20%下落したらその日は取引を停止する— バフェット太郎@『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』 (@buffett_taro) March 9, 2020
「お前、実在したのか・・・」
というのが正直な感想。
自分の投資人生でお目にかかることがあるとは思いませんでした。
日経平均は2万円割れ。これはどうでもいいです。
3月10日
2019年の上げ相場の恩恵を享受し、大きく膨らんでいた「含み益」という名のバリアが全て消失しました。
ここからの下げは「元本割れ」の領域となります。
2018年から投資開始するも、2020年3月から投資始めるのもリターンは同じというのは残念ではありますね。
リーマンショックと同じだけ下がると仮定するなら今現在は「折り返し地点」です。
覚悟を決めて、余剰資金を大切に少しずつ投下したいと思います。
https://twitter.com/Romney_Toushika/status/1209028300242333696
自分は含み益という余裕があったのでとくに問題無し
売る事は全く考える事は無かった
逆に、追加投資をするチャンスに気がはやる場面は多かった
SNS上のインデックス投資家も冷静
個別株投資家では悲惨な現状報告が多く、撤退も見られた