資産運用

【投資失敗】最悪の状況を想定する

 インデックス投資において、「全世界分散投資」が王道であり米国含め「一国集中」は異端となります。何故異端か?と言えば、それは為替の影響が直撃する為です。
 インデックス投資とはそもそも、分散投資によって指数(平均値)に連動した成績を出す事が最大の魅力です。それを「一国集中」で購入した場合、「株式」では分散できても「為替」では分散が効かない事になります。
 「円高ドル安」
 不景気の際によく聞く言葉です。
 少しでも投資に関する本やブログを見たなら、投資の世界において「最大40%(リーマンショッククラス)の暴落は一時的に覚悟しなければならない」というのは目にしたことがあると思います。
 盲点なのは一国集中だと、為替変動まで合わせて飛んでくることです。
 簡単に計算してみます。
1ドル110円⇒77円  (30%減)
株価 40%減 (リーマンショック再来)
資産1000万と仮定すると
1000×0.7×0.6=420 (58%減)
 というわけで、一国集中投資において覚悟しなければならない損失はー40%ではなく、約ー60%となります。流石に半減以下は心臓に悪そうですね。
 私の目標は50代での早期退職し、「体が思い通りに動き、絵の上達だけを目指して生活する日々を10年以上過ごす」事です。
 正直、60を越えると「絵の上達」は絶望的と思ってます。なんとか50までに・・・というのが現時点での希望です。
 現在39歳ですから、あと11年です。「足りないわけではないが、心もとない」という年数です。

 

米国景気に存在する停滞期

 

 投資期間が10年というのが、いかに短いかはこの「S&P500」のグラフデータを見てもらえればわかると思います。

S&P500 ヒストリカルデータ

 結構「まるで成長してない期間」が散見されますね。1970年代や2000年代はとくにひどいですね。

1965年~1980年
死の時代、暗黒期等と表現される停滞期
2000年~2010年
ITバブル崩壊、リーマンショックという大暴落が発生した時代

「20年連続」で見ると基本上昇しているのですが。希望があるとすれば、1980年からの上昇幅が変わってることでしょうか。
そもそも米国株が評価されるようになったのはここ10年の急上昇があるからです。
インデックス投資が流行しているのは一般NISA⇒つみたてNISAでの制度の整備があったからです。
そういう意味では私がやっている事は「流行に乗っかっているだけ」の面もありますね。
 「過去10年」に限れば間違いなくアメリカの一人勝ちでした。しかし今後はわかりません。
中国・・・はないと思うのですが、インドやベトナムの成長が全く読めません。
残念ながら日本は論外です。

 

今後の失敗として予想されるシナリオ

 

米中貿易戦争で世界経済の膠着が継続

 2020年~2030年で「成長しない停滞期」を引いてしまう。
米中貿易戦争の結果なんて、自分みたいな素人には読めません。

日本景気が深刻に悪化し、勤務先にも早期退職の波が来る

 

 日本景気の悪化はもう避けられない状況です。
 少なくとも50歳までリストラは無いと思ってましたが、富士通で45歳が対象となった事もあり安心できませんね。

 

想定外の事故や病気
 車には乗らないので、自損は無いですがもらい事故・病気は回避できませんね。
 不確定要素なんていくらでもありますね。
でも私は投資はインデックス投資一本にしようと思います。
何故なら、「時間がかからないから」です。
(「待ち時間」を時間としてカウントすると最も時間がかかる投資ですが・・・)
 今できる事は暴落を期待しつつ、日々節制と積立増額に努めながら絵を描くだけですね。

 

カグラ
カグラ
未来を信じ、日々を大切に過ごすのみですね