「インデックス投資」というものを御存知でしょうか？
一般的な日本人であれば「投資」という言葉だけで強い拒否反応を示す事と思います。
「インデックス投資」という名前が既に怪しいけど・・・？
簡単に一言でまとめますと、「数百社の株詰め合わせセット」です。
株の一般的なイメージをして
株＝ギャンブル＝危険という認識と思います。
また、成功面のイメージとして
「短期間で一気に稼ぐ」という認識があると思います。
インデックス投資はそれらのイメージとは違い、株売買よりも積立貯金に近いイメージの投資となります。
「インデックス」は「指数」という意味を表します。
「インデックス投資」とは専門の運用会社が販売している「株詰め合わせセット（インデックスファンド）」を購入し、指数と同じ成績を目指すものになります。
「日経平均」「ニューヨークダウ」という言葉を聞いた事はないでしょうか？
それらが「指数」となります。
つまり、インデックスファンドとは1つの会社にではなく、「1つの国」に投資する手法です。
日本のインデックスであれば、日本という国が破産しない限り、その価値が消滅する事はありません。
景気には波があります。
およそ10年周期で好景気・不景気を繰り返します。
但し、50年・100年という長い周期でみると「上昇を継続」しているのです。
ここでアメリカの「S&P500」という指数のグラフを見てください。
右肩上がりで上昇している事が一目瞭然と思います。
インデックス投資とはこの上昇（市場平均値）に乗る事を目的とした投資です。
株への拒否反応の理由として
①暴落⇒倒産⇒価値消滅
②一度下がると二度と元の値に戻らない
が、あると思いますが、インデックス投資ではそのリスクがありません。
絶対ではありませんが、一度暴落してもいずれもとの額以上に戻るのです。
複利のすごさ
実際に数値としてどれだけ上昇しているかと言えば、アメリカの株価は過去100年間で
平均7%上昇しています。
ここで「複利」という話になります。
100万円が元本で、年平均7%リターンの投資を20年行った場合、総額はいくらになるでししょうか？
直感で考えると+140%（7×20）となると思います。
実際は100万×1.07×10.7×1.07・・・を20回繰り返すと約400万にもなります。
また、20年待つ間、何もしないでいるわけではなく、追加資金を積み立てていく事ができれば
それこそ雪だるま式に増えていきます。
インデックス投資は素人でも確実も大儲けできる最高の投資です。
さあ、私と一緒にインデックス投資を始めましょう！！
・・・と言いたい所なのですが、やはり投資にリスクはつきものです。
インデックス投資は初心者向けと言われていますが「万人向け」ではありません。
今度は負の面について語りたいと思います。
インデックス投資のリスクと落とし穴
米国株の100年での平均値を7%とお伝えしました。・・・100年です。
残念ながら5年10年では収束しないのです。もちろん、7%以上になる可能性もあります。
ここで先程のグラフです。
引用：Google S&P500グラフ【米国株 暗黒期】
全体で見れば確かに右上がりです。
しかし、2000年～2010年というような10年区切りでは『まったく上がっていない』不振な周期がある事がわかる事と思います。
また、不景気による暴落は唐突にやってきます。かの有名なリーマンショックでは
全世界の株が－50%という凄まじい下落となりました。
結果から見れば数年後に復活したのですが、多くの投資家が継続を諦めて退場しました。
ここで先程から、日本では無く米国のグラフばかり出している理由も説明したいと思います。
見ての通りです。10年どころか30年も上昇していません。
これがインデックス投資の3つ目の落とし穴となります。
まとめますと
【インデックス投資の欠点】
①結果が出るまでに10年以上、長い場合は20年かかる。多くの人はそんなに待てない
②その間、－50%にもなるような暴落局面で平静を保つのが困難
③投資先を間違えると、30年経過しても結果が出ない
私としては日本国民全員がやるべき投資と思っているのですが、事前に知っておかなければいけないリスクとルールが存在します。
ただ、そのルールさえ守りきる事ができれば誰でも数千万円を稼ぐ事ができるのです。
最後にインデックス投資において「聖書」と言われている本を紹介します。
私がインデックス投資を始めるきっかけとなった本です。
この記事読んでもすぐに始める気にはとてもなれないでしょうが、少しでも興味を持ってもらえたなら
是非読んでみて下さい。
アマゾンレビューで見ての通り、数百件の好評価レビューがあります。
極一部のマニアがやっているような投資では無い事がこれだけでわかってもらえると思います。
厚い本読むなんてめんどくさいという方には同じ著者でこのようなムック本も登場しています。
リスクがあるので「絶対オススメ！」と断言できないのが残念ですが、早期退職に関わらず自分の将来の資産に心配がある方は「選択肢の一つ」として検討してみて下さい。
但し、投資は自己責任でお願いします。
