資産運用

せまる審判の時 インデックス投資中級者への壁

インデックス投資初心者が中級者になる為の壁は次の2つと思っています。

 

①同じ銘柄(指数)を5年以上保持する

②その5年の中に「暴落」の経験がある

 

インデックス投資 中級者への壁
1つ目の壁 周囲の成功体験の誘惑

 

■「S&P500」に負けた大型株アクティブファンドの割合

期間 負けたアクティブファンドの割合
5年間 88.30%
10年間 84.60%
15年間 92.15%

 

 このようなデータは一般に「インデックスはアクティブより素晴らしい、インデックスに投資すべき」という根拠として用いられます。
 ただ、実際のところは少し違う面もあると思います。
アクティブファンドを主体として資産を築き、アーリーリタイアを成功させた投資家のブログを見たことがあるのですが「ファンドを乗り換えている」のですよね。
 参照:【L】米国株投資実践日記

 そうなると、このデータの意味合いが変わってきます。5年以下では12%もの平均を上回るファンドがあるという事になります。

個別株を含め、常にその12%を見つける判断能力があれば、
インデックスに投資する必要はないという事になります。
ネット上ではその12%の自慢報告で溢れ、88%の失敗者は何も語りません。

 

 平均値止まりでいるという事はそのような大多数・・・のように錯覚する

本当は極一部しかいない成功者に負け続けるという屈辱に耐え、同じように成功したいという欲望を我慢する事になります。

2つ目の壁 暴落による資産消失のショック

 2008年リーマンショックの暴落より10年以上経過しました。仮想通貨ブームやバイオ株といった流行もあるにはありましたが、ほんの一部の間でのもので早々に廃れました。

 国単位での暴落はどこにもありません。

 2015年から来るぞ来るぞと言われながら全然来ない暴落ですが、ようやくきそうな気配です。

・逆イールドカーブの解消


参照:ECONOMIC RECEARCH

色付き期間は景気後退期を示します。

逆イールドとは?
 すみません。グラフを紹介しておいてなんですが、まだ理解しきれていません。
債券の前提として
短期 資金拘束が短い。経済事情変化による影響が小さい ⇒ 金利が安い
長期 資金拘束が長い。インフレなどが起きると損をする ⇒ デメリットが強い分金利が高い

この前提のもとに、金利が短期<長期の債券市場において、投資家が「近い将来不景気になる」と
判断して動いた際に短期>長期となる市場心理がグラフ化したもの・・・と漠然と認識してます。
詳細はどこの解説みてもうまく理解できませんでした。
注意すべき点はその事象が出て「不景気が来なかった」のは過去50年間で1度しかなく
「不景気前に逆イールドとならなかった事は一度もない」という事です。

 

 根拠としては、他にも「銅価格」「米国の住宅建築数」「消費者物価指数」いくらでも出てきます。

 各種の前触れは実際の景気後退期よりも前に来るようなので、前例データを信頼するなら暴落が来る可能性は2020年初頭~年末、ようは2020年内という事になります。

 あまりうかつな事は言えないですけどね。景気後退=暴落というわけでもないようですし。

 

 米国の景気は必ず上昇する「30%~40%の下落なんて余裕で耐えてみせるよっ!!」

と楽観視してる私ですが暴落経験者、相場を生き残り大きな資産を築いた方でも口々に


・いつまでも底が見えない恐怖
・人間のリスク許容度は自分が思っている程高くはない
・暴落前に方針を決めておけ、それでも実行できる人は少ないけど・・・

 と口を揃えます。

 「暴落はボーナスステージだよっ!!楽しみだねっ!!」と浮かれている人は一人もいませんでした・・・
 (厳密にはいたのですけど、最近の最高値更新相場で音沙汰が数ヶ月間ありません・・・)

 

 私、「早く暴落来ないかな」と浮かれているのですが・・・・

 

暴落時の対応予想

良い見本

悪い見本

 どっちでしょうね、私は。前者でありたいと思っていますが。
冷静な行動で勝者となるか、恐怖に負け敗者となるのか、私自身が知りたいです。

そんなわけで不謹慎な話ですが、暴落は楽しみにしています。

 そして、暴落経験後、落ち着いた時にまたこの記事を読み直したいですね。

不安な方は「バフェット太郎」さんのブログがとても参考になります。
毎日、様々なデータを提示しながら「暴落直前の危険性」を訴え
そして「暴落を受け入れる事、自分のスタイルを曲げない事の重要性」を警告してくれます。

・・・本当に口が悪いのですけどね。
参考:バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

カグラ
カグラ
私はどっちのタイプになるのでしょうね