PIXIVのイラストデイリーランキングに入るための戦略を考えてみたいと思います。
ここ数日の250~300位の方々のイラストを見てみました。
・・・無理です。勝てません。
・キャラ絵 (線画)
・塗り
・背景
これらの3要素のランクが全て私より一つ上です。中には白背景の簡単な絵も存在しますが、その場合は何か飛びぬけた2ランク上の魅力を内包しています。
別にランキング入りを急ぐ必要は無いのですが、もし仮にランキング入りを恒常化できた場合
①描いた絵がランキング入りした事が嬉しくて、頑張って次の絵を描く
②また描いた絵がランキング入りした事がうれしくて~
③またまた描いた絵が~
④いつの間にか絵がすごく上達する
というような好循環が期待できます。
逆に、王道手順で「練習して上手くなってから挑戦する」という選択をした場合
①今はまだ実力が足りないので練習に専念する
②実力がつかないので焦りながらも同じ練習を継続する
③「自分は才能が無いんだ」と卑下しながら、練習する「フリ」を継続する
④絵を描くのが嫌になる
というような泥沼に落ちる危険性があります。【実体験】
簡単に言い替えますと
マグレでも付け焼刃でも他力本願でもなんでもいいので、手っ取り早くランキング入りすべき
と考えます。
もちろん地力は大事ですが、それは好循環サイクルを維持する中で忘れずに積み重ねていくべきです。
ランキングに入るための付け焼刃
はい、というわけで「付け焼刃」を身に着ける必要があります。
具体的にどうするかはとある作家さん(ランキング入りクラス)の投稿スタイルが参考になりました。
こんなところで名前を出すと不快な思いをされるでしょうから、名前は伏せたいと思います。仮名で「Mさん」としたいと思います。その作品には以下の特徴がありました。
▼デッサンがひどい。その一点だけで言えば、私より下。(あくまで自己評価)
▼塗りもまだまだ拙い所が多い
△しかし、とても塗りに華やかさを感じる
△背景も拙いながらも、毎回描いている
△1~2週間に1枚のペースでコンスタントに投稿している
◎投稿作品は某人気ソシャゲの作品に集中している
地力ではそう差が無いと思われるMさんと私に何の違いがあるのか考えました。
そして、出た答え・私がすべき行動は次の3つと判断しました。
①【付け焼刃】ライティングを重視した塗り技術の習得
「塗りの華やかさ」
何がそれを作り出しているのかを観察したときに「ライティング・加工がすごい」と感じました。
夏の太陽光、冬の雪の光の反射など周囲環境の光源効果を表現する手法のこと。イラストにおいては見栄えを重視して、物理的にありえない箇所に光を入れたりもする
例:顔、胸、前髪のハイライトなど
で、問題はどうやってこのライティング技術を習得するかです。真似をするべきなのは当然なのですが、加工処理は言わば「隠し味」のようなものです。完成絵を見ても「何か加えているな」くらいしかわかりません。
一昔前なら、がむしゃらに試行錯誤して試していくしかないですが、今では素晴らしいサービスがあります。
それはPIXIVFANBOXとBOOTHです。
これの何がすごいと言いますと、何と「PSDデータ」が売っています。
FANBOXについては作家さんの判断によりますが、開設してくれている場合、高確率でファンサービスとしてPSD配布をしてくれています。
Mさんもしてくれていました。とてもありがたいです。このデータを参考にライティングを学びたいと思います。
Photoshop形式データの略称。CGイラストにおける設計図であり、料理においてレシピとも言えるもの。これを見ただけで絵が上手くなれるものではないが、どのような手順を用いて塗りをしているか非常に参考になる。
参考書籍
一時期「PSDデータを集めれば、高速で塗り上達できるかも!」と考え、各種サイトや技術本でPSDデータを集めまくりました。
・・・結果としては「なるほど、わからん」という失敗に終わりましたが、その中で唯一、この本だけPSDデータに対応した詳細な「使用色」「ブラシ」「手順」が解説されており、大変参考になりました。ライティング技術をトレースする際の基礎技術はこちらの本を参考に練習していきます。
②【弱点強化】背景の作画
MさんのPSDを見ていて気付きましたが、しっかり描いていると思った背景が、意外とざっくりしたもので技術的には高レベルに見えませんでした。このレベルでもあれだけの効果があるのなら描くべきと感じました。
・・・でもつまらないのですよね。背景。
事実、PIXIV投稿にはキャラ単体・白背景がとても多いです。ライトノベル表示でも、キャラを強調する為に、白背景が逆に尊重されています。
白背景と背景有り(低レベル)のどちらが正しいのかはわかりかねる所ですが「PIXIVデーリランキング300位台」という状況においては「描いたほうが強い」と判断しました。
背景練習については知識がとても浅いです。前項の「プロ絵師の技を完全マスター~」のような良書があれば良いのですが、まだ見つかっていません。
参考書籍
「ザ・付け焼刃」こと「素材ブラシ」の力を借ります。この本のブラシの出来は素晴らしいです。雲ブラシをよく使わせてもらっていますが、「頑張って自力で1時間かけて描いた雲」より、「素材ブラシで5分で描いた雲」のほうがよっぽど良い出来です・・・。
③【他力本願】人気作品依存
ルーキーランキングの時に、結果的に効果を発揮した戦術ですが、「人気ソシャゲに集中」します。オリジナルで評価されるのは5年は早いと自粛します。息抜きでは描こうと思いますけどね。
それで「何の作品を描くか?」ですが、今までも描いていた「アズールレーン」に注力したいと思います。
最適解が「FGO」であることは間違いないでしょうが、未プレイヤーとしては今更参戦できません。完全に乗り遅れました。時間・金銭拘束が強いので良かったと思っていますけど。
次に覇権作品が来たら乗り遅れないようにしたいものですが、既存作品が強すぎて軒並み返り討ちにあっていますね。昨今では「ドラクエウォーク」「マリオカートツアー」が大成功していますが、私たちには関係が無さそうです。「プロジェクトノア」に少し期待しましたが、散々なクオリティのうえ、私のスマホでは動きませんでした。ままならないものです。
【線画】
焦らず、じっくりと地力をつけていく事。ここで勝負しない。
【塗り】
参考書籍(キャラ塗り上達術)で練習し、基本手順をマスターする。
目標の絵師のPSDデータより、ライティング技法を真似る。
【背景】
素材ブラシを積極的に用いて、過程より結果を優先する。
【ジャンル】
人気ソシャゲが長期戦に最適。自分の嗜好・モチベも大事にする。