資産運用

ぼくのかんがえたさいきょうのぼうらくたいさく

もう12月半ば、2019年もあと少しで終了です。
しかし、昨年末(2018年12月24日)を思えば、株価も油断はできません。

今回は素人にできる株価暴落対策を考えてみました。

簡単に結論だけ話します

・今まで積み立て投資をしていた証券口座を放棄する
・旧メイン証券口座に「物理的に」アクセスできないようにする
・第二の証券口座で同じように積み立て開始

 

 

何故対策が必要か?

米国株価、日経株価を見るに、連日最高値を記録しています。
本来ならば喜ぶべき話ですが、市場では意見が二分しています。

 

強気派

・米国景気は底を打った
・雇用は今でも伸びている
・米国内消費も強い

弱気派

・2009年以降、過去最長の好景気が続いている。いくらなんでも長すぎる
・暴落のサイン、逆イールドカーブが発生している
・あのウォーレンバフェットでさえ、資金を貯め始めている

個人的には「ウォーレンバフェットが資金貯めてる」という話が刺さります。でも我慢です。

ここでベテラン投資家から、最近急増中のインデックス投資家への警告を紹介します。

ベテラン投資家の警告

・底が見えない株価減少市場に耐えられる人は少ない
・人のリスク許容度が想像以上に小さい
・大多数の投資家は暴落時に狼狽売りをして市場から退場してしまう
・株式のみは危険。国債などの暴落耐性のある資産も持っておくべき

 

多くの人がこのように口を揃えます。

私のような投資歴数年の素人は「狼狽売りしてしまう愚者側」であると思っていたほうがいいでしょう。

しかし、暴落という試練をマグレでも卑怯でも何でもいいので乗り越えなければ私の夢の実現どころか、将来を貧困老人をして過ごさなくてはいけません。

「強い精神力」などという曖昧なものではない、努力を必要としない仕組み作りが必要と考えました。

 

具体的な対策手順

前置きが長くなりました。具体的な手順です。
冒頭で紹介した「証券口座に物理的にアクセスできないようにする」手順だけ紹介したいと思います。

以前に紹介した「ネット中毒対策システム」がありました。

【ネット中毒封印】金庫とタイムロックコンテナの紹介 私の場合は「絵を描く時」ですが、何か自己投資系や創作系等の 作業をする時、「つい、○○してしまう」という事ないでしょうか?  ...

これと同じことを証券口座でします。

 

ネット証券口座封印手順

今回封印するのはこの2点です

・証券口座 ログインパスワード
・証券口座 取引パスワード

「積み立てた資産を売却する」という狼狽行動をするにはこの2つが必要です。
これを封印します。

手順は簡単です。

①証券口座で2つのパスワードを変更します。
10桁以上の無意味な英数字にしてください。
もちろん、ブラウザに記憶させてはいけません。

②例の金庫を用意します。
後述しますが、金庫は安いものが好ましいです。
この金庫である必要はありませんが、耐火金庫のような高級なものは辞めて下さい。

③2つのパスワードを紙に書きます。
数年経過しても消えないような筆記具を用いてください。

 

④金庫に鍵をかけます。

これで鍵がなければ自分自身でも証券口座にアクセスできません。

それでは、最後の仕上げです。

 

 

 

この鍵を捨てます。

 

 

・・・というわけで、パスワードを入手するには

金庫を破壊する

というとてもめんどくさい事をしなくてはいけません。

最終的には壊す必要があるので、あまり丈夫な金庫は用意しないでください。

暴落が始まり、底値となり、経済が回復するまで3年~5年ほどかかります。
そこまで待って、気持ちが落ち着くその時までこの封印を継続します。

 

締め付けすぎると逆効果

今紹介した「完全遮断」が理想ではあります。
しかし、人間はそう単純ではありません。締め付けすぎた我慢は極端な行動に走ってしまいます。

私もネット制限をする際には何度も何度も調整をして、理想的で無理のない時間に落ち着きました。

本来なら証券口座封印も何度も暴落を経験して調整を重ねる必要があります。しかし暴落は10数年に一度しか来ない現象です。そう何度も経験は積めません。

このあたりは個人差があると思います。

私は
「証券口座の様子を見る」
これだけは許容しても良いのではないかと考えています。

本来ならば「ログインパスワード」がなければ自分の資産状況はみれません。でも、最近は便利なサービスが増えました。

「マネーフォワード」に証券口座を連携させる事で、資産状況を「見る事だけ」が可能です。

 

我慢したい事があるときの参考書籍紹介

ネット封印及び証券口座封印についての理論はこちらの本を参照しています。

 

 

読みやすい漫画版を紹介しました。

本書では、続けたい行動を阻害する辞めたい習慣を「ライバル行動」と呼称しています。このライバル行動を抑制する方法は、容易にその行動をとれないような環境を整える事です。

間食を辞めるために、家にすぐ食べれるものを置かない
TVを控えるためにリモコンを隠す
スマホを控える為に、家に帰ったらすぐ電源オフして机の中にしまう

私の行動と同じである必要はありません。
誘惑要因となるので調べていませんが、証券口座で「パスワードの再発行」が容易な可能性があります。そうだったら、今回の行動は完全な茶番ですね。
あくまで「投資を継続するべき」「継続したい」という意思の妨害を少しだけ和らげる対策となります。

暴落後、狼狽という名のライバル行動を防ぐ為の仕組みを貴方なりに考えてみて下さい。これは暴落前にやらなければいけません。

 

カグラ
カグラ
「仕組み」の力で暴落を乗り越えましょう