創作

スタンディングデスク使用感総括 【デスクワーカーの最終手段】

スタンディングデスク購入より数か月が経過し、私なりの見解がまとまりましたので、記事にしたいと思います。
結論として

基本、オススメしない

・集中力増加・眠気防止等の「プラス」を期待して導入するものではない

・肩・首・腰などの関節症状による「マイナスをゼロに近づけるもの」である

これが私の見解です。

スタンディングデスク 万人向けではない理由

1.立ち作業の異質さと疲労

「立ちながら作業をする」これが異質だからです。体軸が安定せず、終始フラフラします。足も極端に疲労します。それなりに慣れてはきましたが

 足が慣れるまでの時間(私個人の例)
・購入~一か月   90分
・一ヶ月~二ヶ月  2時間半
・二ヶ月~三ヶ月  4時間
(1時間に一回、5分ほど座って休憩するというインターバルでもって連続して作業できる時間)

約一ヶ月で1時間伸びる形でした。
しかし、これは正立で微動だにしていないというわけではありません。時々、足を動かしたりしながらの時間です。

また、「全くの不快感がない」というわけではありません。「痛くて作業にならない」というラインは越えていないというだけです。

「頭で集中し、手を動かす」これはほぼ無意識に出来る事です。
しかし「身体のバランスをとり、足を疲れないように位置をローテーションさせる」これは少なからずノイズとなります。

「考える」ことのみに意識を向けられません。

 

2.机の揺れの発生

2つ目の理由は机が揺れます。 購入当初、そのひどさに大変落ち込みました。
幸い、つっぱり棒による処置でそれなりに緩和できるようになりました。

それでも完璧ではありません。時折気になります。
例えば、小説・ブログを書くなどの「打鍵(振動を伴う縦運動)」であれば問題ないかもしれません。

しかし

 「液晶タブレットで絵を描く」
 「マウスを動かす」

等の横運動では使い物になりません。

 

3.プラスの効果が実感できるレベルではない

どうしても主観の話となります。

集中力上昇
後述する「マイナスをゼロにする」効果で大きな効果を得ていますが、「立ち作業」に直結するかは私個人では判断できません。本件については「わからない」という結論になります。

眠気防止
眠くなる時は立ってようが、座ってようが眠くなります。回数・可能性など傾向面まで含めた詳細なデータは私個人では導きだせませんでした。

運動不足解消
とくにダイエット効果が出るまでの実績はありません。これも私個人では結論が出しかねるところです。

 

4.関節症状(マイナス)をゼロにする需要の個人差

私個人は

「スタンディングデスクを導入してよかった!!」

と思っています。

それまで悩まされていた 肩・首・背中 の痛み・コリが全く無くなったからです。
結果的に長時間の連続作業が苦ではなくなり、作業に集中できるようになりました。
(足の疲労の件は除く)

そのような状況であり、私はスタンディングデスクの「プラスの効果」を
正確に判定できません。「マイナスをゼロに出来た」この効果があまりに大きかったからです。

本件の結論を別の言葉で言い替えますと

・現時点の机環境に不満点がない(関節疲労症状が何もない)人には不要

・関節疲労症状が出ている人はその症状をゼロに出来る効果と引き換えにスタンディングデスク独自のデメリットを許容できるか考えて導入する事
(デメリット:体勢不安定・足疲労・頭脳労働のみ集中できない等)

立ち作業のデメリットは中々に厄介なものです。
これを実感している身としては安直に人に勧められません。
しかし、貴方がもし

何を犠牲にしてでも、肩コリ・首コリを解消したい

そう願っているのなら、最終手段としてこの机を導入する価値はあると思います。

但し、残念ながら
スタンディングデスク導入=肩こり解消 とはなりません。

年齢にもよりますが、定期的な運動が必要です。オススメは「スクワット」ですね。

スタンディングデスク⇒肩コリ要因の減少

運動⇒既に発生している肩コリの排除・耐性をつける

私個人の状況はそのようになっています。

 

高級機の可能性

本結論を出すにあたり、一つだけ心残りとなっている情報がありました。
それは「スタンディングデスク高級機 オカムラ製『swift』は揺れない」というものです。

実機で確認したいと思い、東京赤坂の展示スペースへ行ってきました。
(入口からして「庶民お断り」みたいな高級感にあふれるところで尻込みしましたが・・・)

残念ながら、館内は写真撮影禁止なので、写真無しです。行った証拠として入口写真だけ残しておきます。

swiftは専用のコーナーあり個人用にとどまらず

・10人くらいの会議で使えるような大型サイズ
・多様なバリエーションのテーブルサイズ
・複数人でグループで使用できるような複数連結タイプ

以上の沢山の種類がありました。使っている材料も見るからに良いもの使ってる感じであり「これは期待できる!」と期待に胸を膨らませながら、高さ位置をMAXにしてテストしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

すごい揺れました(終了)

いうわけでswiftも駄目です(泣)

擁護すると、その作りの高級感・配線口・ケーブルダクトも完備の実用性など全体的なつくりは一般機(FLEXISPOT)を大きく凌駕し、所有欲を満たす出来です。
これが1~2万の割り増しで導入できるなら検討したいところでした。
実際には2倍以上の額なのですよね・・・・

 

余談

スタンディングデスクを「絵描き用途(アナログ)」で使っている知人との会話です。

カグラ
カグラ

スタンディングデスクだけどさ。すっごい揺れるよね?どうやって対策してる?

え?そんなに揺れる?

カグラ
カグラ
え?揺れるでしょ。素の状態で絵を描くのはありえないくらいに

確かに揺れはするけど、とくに気にならないなぁ。

カグラ
カグラ
(何を言っているんだコイツは・・・?)

 

以上、台無しにする感じですが、私個人が「気にしすぎ」な可能性も考慮してください。