節約

夏の聖地で世知辛い事を考える【夏イベ備忘録②】

「同人誌を買う」という行為がオタクにとって、どの程度の割合で認知されている趣味なのかわかりません。しかし、その趣味を持ち、年2回のコミケに参加する場合「1年で一番お金を使う日」はその日となる事が確実でしょう。

今回はそんな「コミケ出費も節約しよう」という話です。
コミケ=生きがいという方は不快に感じるかもしれません。御注意下さい。

 

コミケの今と昔 変化を感じる事

夏コミ(コミックマーケット96)に行ってきました。

もう参加は10年以上になります。
懐古厨というわけではないですが、昔と今で変化を感じます。
良くなったところ
・大手含め、委託が当たり前となり、同人誌自体の入手難易度が下がった。
・DVDカタログの使い勝手向上により、サークルチェックが楽になった。
・ツイッターの流行により、各作家の品書き、リアルタイム頒布状況が確認しやすくなった。
・携帯各社の尽力により、会場内でも普通にスマホが使用できる。

 

悪くなったところ
・アダルトゲーム業界の衰退により、入れ替わりで一般企業が企業ブースに参加。熱狂性が無くなったと思う。(FGO系は除く)

・年々、入場者が増えてる事もあり、入場までの時間が遅くなってる。

流行の変化を感じるところ
・本がメインではなくなり、アクリル系を始めとしたグッズの存在感が上がってきた
・抱き枕カバー、タペストリー等の布グッズが当たり前になった。

・Vtuberが企業の主役となるようになった。

変化して欲しいのに変わらないところ
・命の危険を感じるレベルで暑い・・・
基本、良くなったと思います。
今回取り上げたい話題はこちらです。
・本がメインではなくなり、アクリル系を始めとしたグッズの存在感が上がってきた
一昔前のグッズの主役と言えば、「テレカ」でした。
・・・なんで集めてたんですかねぇ、使うと穴空くから未使用で保管するだけ、NTTに貢いでるだけだといのに。

先日、部屋の片づけで20年以上かけて集めたテレカを全て処分しました。
200枚以上もあり、我ながら引きました・・・

 

最近では缶バッジやアクリルキーホルダーが主流ですね。
「コレクションとしてはかさばるのでは?」と思いましたが、イベントでリュックやバックに付けてるのを見て「グッズとは本来使うべきもの」という基本を思い知らされました。
私は興味ありませんが、単価も安く済むし、納得いく製品です。
問題は昨今のコミケでそれらが「セット売りされる」事が当たり前となっている事です。
コミケ買い物でコスパを追求したい
資産運用・節約云々を公言するからには今までのお金の使い方を見直す必要があります。もちろん、趣味=贅沢 と言って無暗に削るつもりはありません。

 

しかし長年の惰性習慣により、無駄な出費要因が潜んでいるもの確かです。
 ①読みもしない新刊本(積み本)
 ②いつかやろうと思ってやらないゲーム(積みゲーム)
 ③欲しくもないのに、限定感に煽られて買ってしまうグッズ
コミケでの行為は③にあたります。
会場は戦場です。その時になって「買う価値があるか?」等と考えてはいられません。
事前に自分なりのルールを決めておく必要があります。

 

ここで最近の価格を確認します。

 

B5 500円本の場合
会場で単品 500円
セット売り
袋・クリアファイル・アクリルキーホルダー等付属
1500円~2000円
委託で購入 800円

 

 

 

A4 1000円本の場合
会場で単品 1000円
セット売り
袋・クリアファイル・缶バッジ・複製色紙・アクリルスタンド 会場限定本 他
3000円~5000円
委託     1500円

 

 

前者はまだよいですが、後者の構成(シャッターサークルに多い)はかなり重いです

超好きっ!!

信者っっ!!
生きる糧っっっ!!

 

 

のような所でなければ一考したいところです。

もちろんサークルの構成によりますが、販売物が豪華・多様なほど、頒布速度が遅れます。3000円グッズを買えるような所となると、1日に3カ所程度が限界ではないでしょうか。

豪華セット=お金だけでなく並ぶ時間を大きく消耗するという事も覚えておきたい所です。

あらためて私個人がコミケに求めるもの考えてみます。

 

・年2回のお祭りイベントに参加する事の高揚感

 極端な話、会場に行くだけで満たされます。アダルトゲームメーカーが出展しなくなって、すっかり企業で買い物しなくなりましたが、会場を見て回るだけでも楽しいですね。

・会場でしか買えない本の入手
 一昔前ならいざしらず、最近は本当に委託してくれるサークルが増えました。

 もちろん、好きな作家で委託無しの所がないわけではないですが、入手できなくても諦めがつくようになりました。

・好きな作家の新刊を最速・確実に入手
 委託してくれる=100%入手ではありません。ここが調整のしどころですね。
  人気サークル=競争率大
  マイナー=取扱い数少
悩ましいところです。
具体的な行動パターン

あくまで私の例ですが、現地ではこんな行動方針で回っています。

①入場直後 11:30~12:00
列がない
行けば簡単に買える
・・・でも委託しない
そんな島中サークルを回ります。

②昼    12:00
大手シャッターサークルのデッドラインです。
「どうしても欲しい」そんなところへ向かいます。運が良ければ並んでいる最中に抱き枕カバー等の布製品が完売し、回転速度が速くなります。超人気サークルは12時でも遅いですが、そういうところは最初から諦めます。

③昼過ぎ  セット崩れ狙い 13:00~14:00
私にとっては一番重要な時間です。
大手のセットが完売し、本単品だけを販売してくれる事が多い時間帯です。シャッターでさえも列無しで買えます。

そんな感じですね。
今回色々言っていますが、私個人としては「セット販売は歓迎」です。
常々、人気作家はもっと金銭的に恵まれるべきと思ってます。PIXIVFANBOXや動画サイトの投げ銭等の文化で青天井に稼げる仕組みは少しずつ増えてきましたが、まだまだと思ってます。

本1冊を作るのは大変な労力が必要です。それに1~2枚のカラーイラストによって単価を2倍3倍に引き上げられるのなら推奨すべきです。
ただ、私の目的上、その流れにそのままは乗れなくなったというだけの話です。

後日談
コミケ開催後に投稿されたとあるYoutuberの戦利品報告動画を見ました。
多くの品を買えた事、グッズセットの多種多様な内容に大喜びでした。
コミケ参加者のあるべき姿であり、私のようなコスパを考える方が異端です。

しかし、私も目的意識を持って節約に臨んでいます。

買い物は委託を中心としてコスパ重視でいきます。


委託買い物全滅でした。

カグラ
カグラ
これだから東京は・・・