雑記

【劇薬思考】ミニマリストという考え方

体重だけでなく、家計(変動費)まで平均を大幅に超過してしまっている事が判明しました。どれだけ超過しているかと「把握」しているだけ進歩なのですけどね。以前は家計簿つけないわ、体重測らないわでしたから。

さて、家計節約・時間効率化において、以前より興味があったスタイルがあります。

「ミニマリスト」という生き方です。「断捨離」を徹底した生き方と言えばイメージできる

でしょうか。

 

著者 佐々木典士さんの部屋

 

彼らの部屋はこんな感じです。本当に物がありません。中には冷蔵庫まで捨てて「幸福になる為に物を減らす」という主旨から外れ「どれだけ物を減らせるか」という競争思考に陥ってる方もいます。

そこまでいくと逆効果ですし、オタクから足を洗ってしまっては、そもそも節約する目的が無くなってしまいます。あくまでほどほどを目指したいと思いますが、知識として彼らの思考を知りたいと思いました。

 

【書評】ぼくたちに、もうモノは必要ない

というわけで、今回の参考書です。

【書籍】ぼくたちに、もうモノは必要ない

「ミニマリストしぶ」さんが有名なので、そちらの本と迷いましたがレビュー見る限り「物を捨てるという行為そのもの」に酔っている方のイメージを受けましたので、こちらにしてみました。(賛否両論あると思いますが、私はAmazonのレビューはかなり参考にしています)

 

本書を読む前のミニマリストへのイメージ
・物を持つ事は悪というように物を持つ人間への過剰な攻撃思想
・冷蔵庫すらない生活でも幸福感を感じるような仙人の域に到達した世捨て人
・都会の中に住んでいながら日光浴が趣味となるようなほぼ無趣味で理解不能な生活スタイル

 

本書を読んだ後の認識

・意外にも「電子データ」への許容範囲は広い。PCデータまで断捨離するような事はしていない。電子書籍などは積極的に楽しんでいる。
・近藤 麻理恵(こんまり)さんの「ときめく物だけ残す」という思考を否定せず肯定しているのが意外。但し、時には「ときめく物さえの捨てる必要がある」と理解不能な領域まで踏み込んでいる。
・減らす事が目的ではなく、減らして残った「本当に大切な物」だけを大切にする事が目的という腑に落ちる言葉が多々あった。でも、捨てすぎと思う。

 

本書で気になったフレーズ

・捨てるのが難しいのはモノではなく、モノにまつわる思い出
・思い出はデジタルのほうが見返しやすい
⇒但しバックアップはクラウドストレージ等を用いて二重にする(デジタルへの許容が大きい)
・「ミニマリスト」とは大事な物の為に減らす人
減らす事は目的ではなく、減らして優先する大事な物こそ目的

・モノを減らすと集中力が高まる
○TVを掃除する

  ○食器を洗う

  ○シーツを洗う
等の無自覚で考えてしまっている「沈黙のTODOリスト」が無くなるから。

・スティーブジョブスの服装の様に、人生において「何をするか」ではなく「何をやらないか」を重視した。

・東北大震災の教訓として、思い出のアルバムは電子化し、GoogleDriveのようなオンラインストレージにバックアップするべき。

 

今後の生活に生かしたい事

 火事や津波を持ち出して「大切な物こそ電子化すべき」というのは卑怯な気もします。
ただ、「デジタルデータのほうが見返しやすい」というのは共感するところです。

・増えすぎたグッズ
・どこにあるかわからない本
・背表紙にタイトルが無い同人誌

いずれも電子化しておいて思い出した時にワード検索した方が探しやすそうです。
きちんとデータ整理する必要がありますけどね。

 片付け本で定番の言葉ではありますが「一人の人間が大切にできる物の量には限りがあります」

 好きな作品・思い出・グッズをひとつ残らず持ち続ける、大切にし続けるという事は非常に困難でエネルギーを消費する行為です。
厳選を重ねた作品だけ残すという事が時間的にも金銭的にも効率的であるということは知っておいてよいと思います。
 しかしながら、冷蔵庫まで捨てる人達の思考です。「物を集めるオタクなんか卒業すべき」という極論に走りかねません。

個人的には近藤 麻理恵さんが提言する「ときめきを感じるもの」を基準とした片付けを行い、難航する分野においてのみ、「ミニマリスト思考」という劇薬を1~2滴だけ使う。

そんな匙加減で良いのではないかなと思いました。

 

それでも持ち続けたい人へ

ツイッター上で見つけた方ですが、自分のコレクションに誇りを持っていて清々しいですね。敬意を感じます。どちらが正しいという事ではありません。

私の道(「時間」を最優先)の場合は、断捨離が適しているというだけです。自分の道を改めて見直してみて下さい。

カグラ
カグラ
自分で腑に落ちる基準を設けたいですね