皆さんはイラストの勉強をしているときに、このように思ったことはないでしょうか?
「1日に何時間勉強すればいいのか?」
まず最初にお伝えします。このようなことを考える人は、基本プロになれません。
その理由は、プロの方々の作業配信を見ればわかると思います。プロは、今のように娯楽が増えた世界でも、「イラストを描くことがこの世で一番楽しい」という思考を持っているからです。
例えば、作業配信のコメント欄には次のような質問がよく出てきます。
「模写をしたら絵が上手くなりますか?」
「1日何時間絵を描いていますか?」
模範解答としては
「模写をするといいよ」
「継続が大事だよ」
といった回答が多いです。
しかし、私の見解では、プロは「練習」というものをあまりしません。また、1日に何時間描いたかということも、正確には把握していないことが多いです。
なぜなら、プロの多くは練習というよりも、本番の作品をひたすら描き続けているからです。加えて、いちいち何時間描いたかを計測することはなく、気がついたら寝る時間になっている、ということがほとんどでしょう。
という前置きをさせていただきましたが、今回の話では、そういった実情は一旦置いておきます・・・。それはそれとして、プロ級になれなくても、匹敵するくらいの絵が描けるようになる目安が欲しいのです。
プロになるためにどのくらいのペースで、1日何時間、計何時間描けばいいのかと事を考察します。
※本稿は素人の考えであり、間違っている可能性が大いにあります。その前提でお読みください。
1日に描くべき時間
結論として、1日に描くべき時間は最低6時間、最大で8時間。 そして、総作業時間としては最低4,000時間、最大で8000時間。これを『3年以内』に達成することが条件になります。この『3年以内』が肝になります。
この基準を設定した理由を説明します。
1日6時間〜8時間という根拠
これは私の実体験と、世間一般で人が1日に働ける時間をもとにしています。
次の画像私が描いたものですが「2017年~2020年の最初のイラスト」「2021年~2024年の最初のイラスト」を並べたものです。

前半4年の変化と後半4年の変化では、明らかに成長の差があります。その理由は、単純に1日あたりの作業時間がまったく違ったからです。
2020年まではフルタイムで仕事をしており、空いた時間でイラストを描いていました。1日2時間ほどの作業時間で、1か月に1枚完成すれば良い方でした。
2023年にはサイドFIREの状態で、時間に余裕があったため、1日5〜6時間描くことができました。その結果、1か月あたりの枚数は2〜3枚に増えました。
1日2時間から1日6時間へと増やしたことで、成長スピードは3倍どころではなく、飛躍的に上がったと感じました。
また、ピアノの練習に関する有名な言葉に「1日サボると取り戻すのに1か月かかる」というものがあります。私はこれをイラストにも当てはめ「1日何時間未満の作業がサボりに該当するのか?」を考えました。
私の結論は、「1日2時間までは成長にほぼ寄与しない。2時間を超えた時間から、成長としてストックされる」というものです。
極端な例を挙げると、1日2時間を1年間続けるよりも、1日4時間を半年続ける方が遥かに成長すると考えています。
目標総時間:3000時間〜6000時間の根拠
この基準の根拠は、あるプロの方の作業時間を参考にしました。
その方はイラストレーターのほうき星さんです。
私の目標は「絵師100人展に参加すること」です。
(99.9%無理とはわかってます・・・)
ですので、この展覧会に参加するイラストレーターの成長過程を参考にするのが最適と考えました。
ほうき星さんがPixivに初めてイラストを投稿したのは2021年9月25日。そして、絵師100人展に初参加したのが2024年5月です。
もちろん、初投稿のイラストが初めて描いた作品ではないでしょうし、100人展へのオファーが来たのが2024年5月ぴったりだったとも限りません。しかし、約3年でプロレベルに到達していることは確かです。
この方は、ほぼ毎週1枚のカラーイラスト(背景付き、バストアップ〜全身)を3年以上継続しています。
これを基準に、私も3年で150枚のフルカラーイラストを描くことを目標としました。
1枚あたりにかけるべき作業時間
ただし、重要なのは「どれだけのクオリティで描くか」です。正直、これは全く情報が無く推測するしかありません。
1日で描けるようなクオリティで良ければ150日でプロになれるという事になってします。そのため、「1週間以内に描ける」「プロの作業時間と大きく乖離しない」ことを条件に、1枚あたり20〜40時間をかける設定にしました。
計算すると、
- 1枚20時間 × 150枚 = 3000時間
- 1枚40時間 × 150枚 = 6000時間
3年以内にこれを達成すれば、継続的な練習による成長が見込めると考えます。
まとめ
- 1日2時間までは成長に寄与しない。2時間を超えてから上達のための経験値となる。
- 本番(作品)を描くことが何よりも重要。ただし、1作品に20時間以上はかけるべき。40時間以上はかけすぎ。
- 3年以内に150枚のイラストを描くペースが、最も効率よく成長できる。
今後、これを実際に実践し、どのように成長していくかを検証していきます。
引き続き、作業時間を計測しながら進めていきますので、興味がある方は参考にしていただければと思います。